〜座席探訪〜
座席の各部位の用語説明


「座席探訪」のページでは座席の各部分を差す用語が次々と出てきます。
管理人は主に雑誌などで得た知識でこの用語を使っていますが、テキストとなる雑誌でも「横文字」用語が多いのが現実…。
なかなか分かり難い用語も多いと思うので、主に座席探訪ページで使っている用語の説明をここでします。



(↑ JR九州787系「つばめ」グリーン席)





(↑ JR九州783系「ハウステンボス」グリーン席)





(↑ JR東日本485系(旧・ビバあいづ)グリーン席)





(↑ JR東日本251系「スーパービュー踊り子」グリーン席)





(↑ JR九州787系「つばめ」普通車席)





(↑ JR東日本E653系「フレッシュひたち」普通車席)

1:バックレスト
背中を支えるクッション部分です。「背ずり」とも言います。 頭の部分が独立しているものは「ヘッドレスト」と言います。

2:座面
直接座るクッション部分です。

3:ソデ体
座席の側面をカバーする部分です。

4:リネン(マクラカバー)
不特定多数の人が座る列車の座席。
衛生的な観点から頭部分にはカバーが掛けられていますが、「特急」ステイタスとしてのリネンの存在を感じます。
最近は使い捨ての布製のものや、終点下り返しでもカバーを交換しない例も多くなっています。


5:センターアームレスト
となりの座席を仕切る「ひじ掛け」のことです。


6:アームレスト
「ひじ掛け」です。
多くの特急用グリーン席ではこの部分が開閉式になっていて、中には折り畳みのテーブルが収納されています。
この収納テーブルを「インアームテーブル」と言います。
JR発足直後から1992年頃までに登場した一部の特急車のグリーン席には、この部分に液晶テレビが収納されていて衛星放送の放映サービスを行っていた列車もありました。


7:座席回転レバー
文字通り、座席を回転させるレバーです。
主に座席の下にありますが、E3系新幹線のようにアームレスト後方のレバーで回転させる例もあります。


8:オーディオコントロールパネル
パネルにイヤホーンを差し込むと音楽が聞けるというサービスです。
1988年〜1992年頃に大流行しましたが、現在は廃れ、その頃に登場した列車も次々とこのパネルを取り外しています。
「ハイパーサルーン」「スーパービュー踊り子」のように普通車にもこのサービスを持ちこんだ列車もありました。


9:リクライニングボタン
このボタンを押すとバックレストが後ろに倒れます。
ボタン式ではなく、アームレスト前方のレバーでリクライニングする座席もあります。
787系「つばめ」号などではこのボタンが座席に2つあり、もう片方を押すとヘッドレスト部分だけが稼動という座席もあります。
また、JR東日本の新型車ではリクライニングと座面スライドの2つのボタンを装備した座席がスタンダードになりつつあります。


10:化粧板
列車の構体部分を隠すものです。
あまり座席とは関係なさそうですが、この部分を軽くへこませて視覚的に足元を広く見せる演出をしている特急車もあります。


11:オットマン
愉快なネーミングですが、要は「足置き」のこと。
特急のグリーン席では下の14の説明のように「フットレスト」を装備しているのが一般的ですが、 列の一番先端になる席だと、構造上どうしてもフットレストを取り付けられないことがあります。 そんな時、このような「オットマン」が置かれます。


12:折り畳みテーブル
多くの特急用シートのテーブルがこの方式です。
列車によってそのテーブルの大きさは異なり、本当にささやかな大きさのものから、モバイルPCで作業できそうな大きさのものまで様々です。



13:マガジンラック
ゴムと網を組み合わせて編んだポケットです。
新幹線や北海道、九州の特急グリーン車ではこのポケットに自社発刊の読み物や車内販売メニューを入れています。
最近は太いゴムバンドを通しただけの簡単な処理でマガジンラックを形成する座席が増えています。


14:フットレスト
「足置き」です。多くのフットレストが画像のように、手前に開くタイプになっています。
「フットレスト」を使う時、画像奥の態勢では靴のまま足を乗せ、画像手前の状態にした時は靴を脱いで使います。
やはり1988年〜1992年台に登場した特急グリーン車では、このフットレストの高さが上下に変えられるものもありました。
一部の特急の普通車にはフットレストまでいかないまでも、足を乗せられる金属棒を装備している座席があります。(これはフットレストバー)と言います。


15:背面カバー
座席の様々な機構が詰まっている下部を目隠しするカバーです。
長時間の乗車になる列車だと、よくここに足を掛けている人が多いです。(って、私もです(^^ゞ)


16:インアームテーブル
座席のソデ体やセンターアームレストの中に収納されているテーブルです。
12の背面の折り畳みテーブルの場合、座席を向かい合わせにするとテーブルが使えませんが、このテーブルならどの向きでもテーブルを使えます。


17:グリップ(掴み棒)
主に振り子車輌に搭載されている座席が装備しています。
走行中に通路を歩く時に手がかりとなるものです。振り子運転しない車輌でも、繁忙期に通路に溢れる乗客を考慮して このグリップを座席に装備させている場合があります。


18:バックシェル
座席の背面を覆うプラスチック素材です。
飲料をこぼした場合やうっかり靴で汚してしまった場合でも掃除が簡単に済みます。
その反面、喫煙車ではヤニで次第に黄ばんでくるという欠点もあります。


19:レッグレスト
航空機のファーストクラスなどではごく普通の装備ですが、鉄道ではまだまだ普及までには至っていません。
普段は座面の下に収納されていて、引き出すと画像のようにセットされます。


**モケット**
座席を覆う布地のこと。座席の種類以上にモケットは無数に存在します。
車内全体の雰囲気を作り出すもので、そのモケットの柄によって疲れの度合いも変わってくるというもの。
最近はJR北海道やJR九州の特急車では「革」をモケットに使ってくる事例が増えています。





**コラム**  あなたの「フットレスト」の使い方は大丈夫?!








左の画像はJR東日本が2002年12月に「グリーン席料金値下げ」キャンペーンを始めた時の駅貼りポスターです。

当時デビューしたばかりの東北新幹線「はやて」のグリーン車が大きく載っていて、ちょっと目を引く広告ですが…。 ちょっと待ってください!!
なにかがヘンだと思いませんか?!


そう!ポスターの手前のイラストの男性のフットレストの使い方に問題アリ!なのです。
通常、フットレストで布が貼ってある面を使うときは、靴を脱いで使うのが常識です。
なのに、このイラストでは堂々と靴のまま、布面に足を乗せています。
これはイカンでしょう!!

たまに、ちょっと豪勢にグリーン車を奢ってみると一時期ほど附帯サービスがなくてガッカリということが多い今日この頃ですが、 フットレストを布面にひっくり返して足を乗せようとすると、明らかに靴で乗せた後と思われる土ボコリでモケットがくすんでいて、さらにガッカリ。

結局、このポスターは訂正される事も無く掲出期間中ずっとそのままでした。

「あなたのフットレストの使い方、大丈夫ですか??」







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