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1987年末に登場した10000形「HiSE」ロマンスカー。 デビューからすでに20年が経過し、後進の「RSE」「EXE」そして「VSE」が登場していますが、「HiSE」はまだまだ人気者です。 「VSE」が登場するまでは、この「HiSE」はTVCFや自社のロマンスカー時刻表などの広告媒体で使われる看板列車でした。 なぜ「RSE」や「EXE」がメインの座に据えられなかったのか・・・・ やはりそれは“小田急ロマンスカー”を一番分かりやすく表現するもの−『展望席』が「RSE」や「EXE」には無かったからでしょう。 レッドとホワイトの強烈な塗り分け、きつめのバンク角できめた流麗な先頭車、そして羨望の「小田急ステイタス」−展望席。 大人から子供までが憧れる「ロマンスカー」の最終正常進化形ともいえるのが、この「HiSE」ロマンスカー。 短い車体長を11両連ねている編成のため、1両あたりの車内空間は非常にコンパクトに見えます。 カラーパターンはオーシャンブルーとチェリーレッドの2種類。 両極ともいえる色彩なので、まるで全く別の形式の列車にも感じられます。 登場当時はこの2カラーが1車両ごとに交互に設定されていましたが、 現在はどちらか1色に統一されつつあります。 座席はセンター仕切りのないロマンスシート。リクライニング機構は省略されています。 通常の状態でバックレストには傾斜がつけられていますが、 ヘッド部分になると急に垂直に立ち上がるスタイルになっているので、 座った時の姿勢に若干の違和感を覚える方もいるかもしれません。 また、アームレストが低い位置にあるのが影響しているのか、 座ると重心が低くもっていかれるような感じを受けます。 シートピッチは970mm。座席下部にはフットレストバーを通しています。 このピッチでの足載せはフットレストよりバータイプのほうが落ち着きますね。 登場からすでに15年以上が経過していますが、現在までにアコモデーションの大改装や別系列座席の改座は行われていません。 息の長い活躍の座席ですが、大変良い手入れをされているようで回転機構やテーブルなどの動作はスムーズです。 |
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シアター状に段差がつけられている展望席です。 こちらもブルーとレッドのモケットがランダムに配置されたスタイルから、1色に統一されつつあります。 「NSE」ロマンスカーが「EXE」に取って代わったことで、展望席付きのロマンスカーはだいぶ少なくなりました。 前展望最前列は平日でも熾烈なチケット争奪戦が繰り広げられ、まさにプラチナチケット。 ちなみに展望席の座席も回転が可能です。もっともこんな使われ方をしているのは見たことがありませんけど。 |

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「小田急ロマンスカー」といえば「走る喫茶室」。その「走る喫茶室」の基地がこのビュッフェコーナー。 HiSEでは、ロマンスカー初となる「オーダーエントリーシステム」を車内に搭載しています。 スチュワーデスさんが各座席をまわり、乗客のオーダーを端末からビュッフェへ電波を飛ばし、 数分後に座席までオーダーの品を届けてくれるというサービスを行っていました。 現在はカートによる車内販売や、カウンターでの対面販売に切り換えられています。 一時期は車内販売メニューの品数も激減し、ロマンスカーサービスの終焉を思わせましたが、 ここ数年で再びメニューの内容が増加。季節モノや企画グッズなども多く加わるようになりました。 なお、一部を除く「さがみ号」「えのしま号」と全ての「ホームウェイ号」では車内販売は行われていません。 |

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編成中のサニタリーコーナーは4号車と8号車の2箇所とかなり少なめ。 公共設備のバリヤフリー化という概念がまだ浸透する前に誕生した車両なので、車椅子対応のサニタリはありません。 ベビーベッド付きのトイレは4号車にあります。 |

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パノラマ席以外は全てハイデッカー構造の10000形ロマンスカー。 乗降口に階段を設置して、デッキからハイデッキ構造としているため、 ロマンスカー群の中でこの車両だけ車椅子対応の設備を設けていません。 電話コーナーは4号車に。7000形ロマンスカーの電話がデッキに剥き出し設置されているのに対し、 こちらは「電話ブース」とでもいうような、ちょっとした小部屋に電話を設置しています。 |

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パノラマ席のデッキ部にある謎の小型ハシゴと台座。これは2階にある運転席への出入りに使うステップになっています。 運転士さんがこの台座に上って、収納式をハシゴを出して運転席に上がって行く光景は、思わず見届けてしまいます。 |
