JR西日本 キハ181系 特急「はまかぜ」

 

かつてはキハ181系特急気動車の楽園であった山陰エリア。
しかし、京都・大阪口は電化され特急電車が幅を利かすようになり、鳥取直通には新鋭気動車「スーパーはくと」が誕生。
鳥取・山口側ではキハ187系が2両編成で登場して、以前のような長大編成の気動車特急の姿は見る影も無く・・・。

国鉄時代から脈々と受け継がれる「はまかぜ」の愛称とキハ181系気動車。 今、その存在はますます孤高のものに。


グリーン車


グリーン客室全景

グリーン客室全景

オール2人掛け席

付帯装備展開状態

リクライニング量はかなりのもの

座席背面

1番列は窓が小さめ

折り畳み収納式の小物置き

画像は帰宅ラッシュも始まった頃の、下り特急「はまかぜ」始発駅・大阪で撮影しています。
この時間帯の下り始発駅というのは、この手の座席画像(特に客室全景)をキレイに撮るのはまず不可能なのですが、
ご覧のようにまるで苦労なく撮影できてしまうあたり、この列車の行く末を暗に示しているかのようにも感じられます。

客室内は、多少のリフレッシュの手が入っていますが、基本的な部分は国鉄時代から変わってはいないようです。
巨大リクライニング角度と、肘掛けに展開される小さなテーブル、そして肘掛けにも白いリネン。
床面は登場当時からそうだったのかどうか分かりませんが、カーペットではなくリノリウムのままになっています。
一部の編成には通路に絨毯を敷いた車輌も組み込まれているようで、どうやらリファイン工事時の仕上げ差のよう。

1番列の席は窓が小さめになっていますが、これはこの窓部分がかつて非常口を兼用して頃の名残。
やはり眺望には難があるので、事前指定では可能な限り避けたい区画でもあります。

国鉄特急全盛期の「ロザ」を雰囲気を今に伝える稀有な空間。そしてキハ181系の爆音轟く、豪快な走り。
ちょっと高めのグリーン料金で、ノスタルジーに浸ってみる旅もたまにはいかがでしょうか。


(ちなみにこの「はまかぜ」号、冬のカニ最盛期になると増結車輌を継ぎ足してもなお満席で大混雑になるとか。
シーズンによって180度雰囲気が異なるようです。まったり雰囲気を味わうならカニのシーズンは外すのが吉?!)







普通車


普通車客室全景

普通車客室全景

普通車座席

付帯装備展開状態

座席背面

デッキ寄りの区画

向かい合わせ

向かい合わせ

一枚式のブラインド

窓側足元を走る配管

荷物棚と天井周り

定番の帽子掛け

グリーン車画像と同じく、夕刻の下り「はまかぜ」大阪駅で撮影。普通車ですらこの空きっぷりです。
普通車も国鉄時代の雰囲気を色濃く残していますが、さすがに簡易リクライニングシートではなく、
リニューアルの定番:R55系列フリーストップリクライニングシートが搭載されています。
長期間に跨って全車輌のリニューアルを完了させたようで、車輌によって化粧板や床面などの仕上げに差があり、
細かいところまで観察していくと、ちょっとづつ雰囲気が異なっています。

シートピッチは旧来のままの910mmですので、座席と窓割りの不一致は発生していません。
窓、といえばこの車輌の窓回りには「カーテン」の姿が見えません。実はロール式のブラインドを装備しているのですが、
窓が2列に跨る大きな1枚窓になっているので、ブラインドを下げると前列(ないし後列)の人の視界まで遮ってしまいます。
窓の外が眩しくても、やはりガーッと下までブラインドを下げるのは・・・・ちょっと躊躇われますよね。。。。






サニタリー


サニタリースペース全景

洗面台

洗面台

和式個室

和式個室

「はまかぜ」号のサニタリーは基本的に全て「和式個室」。グリーン車のみ1ヶ所が「洋式」になっています。
サニタリーのリニューアルも、普通車車内同様に仕上げに差異があり、ちょっとずつその表情を変えています。
ただ、リニューアルしたにもかかわらずもうすでにボロボロで、
その後のお手入れもなされていない個室が散見されるのは、かなりいただけない状況ではないかと・・・。






デッキ


デッキの乗降ドアは、戸袋を必要としない2枚折り戸式。
キハ181系登場当時からのもので、国鉄時代の「特急」たるステイタスを醸し出しています。








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