JR九州 783系ハイパーサルーン


  
  

787系「つばめ」に見劣りしないようにと始まった、ハイパーサルーンのイメージアップ改造。
いまや「つばめ」はおろか、「ソニック」「かもめ」にも並ぶほどの個性を発揮しています。
「かもめ・にちりん」タイプと「みどり」仕様車、「ハウステンボス」仕様車の3タイプが存在します。



グリーン車

客室全景

客室全景

客室全景

インアームテーブルも装備

リクライニング全開状態

一人掛け席

座席背面

ほのかに香るテレビ跡

ダイナミックなパノラマ

電光情報表示板

1989年度ローレル賞

ハイパーサルーンは各車輌の中央にデッキを配置して、1車輌で「A室/B室」と客室を2つに分けています。
そのため、ひとつの客室で座席が数列しかないのが特徴的。グリーン室も「小部屋」といった感じです。
客室全景画像を見ていただいても分かるとおり、1部屋が非常にこじんまりとしています。

「ハイパーサルーン」登場の1988年からはA室B室ともグリーン席の「クロ」車が存在しましたが、
1994年から始まった、いわゆる「ドーンカラー」への衣替えの際に「クロ」車は全車「クロハ」へと改造、普通車との合造となりました。

座席は2種類が存在。バックレストが真四角のものは1988年の1次車以来のもの。
こちらは485系「RED EXPRESS」が装備しているハイバックシートとほぼ同様の座席です。
ただ、こちらのランバーサポートはレバー式ではなく、リクライニングすると自動的に機能するタイプとなっています。

同じくバックレストの肩の部分が切り落とされたものは1989年の特急「ハイパーかもめ」用の増備車から登場しました。
肩の部分が落とされた理由はただひとつ。後方の席でも前方への視界を広げて前面展望が楽しめるようにという配慮です。


登場当時は座席背面に液晶テレビを装備 して、センターアームレストにはオーディオユニットが取りつけられていましたが、
1994年のリニューアル開始と同時にすべてこれらを撤去。一部の座席では「小物ポケット」よろしくテレビの設置跡が残っています。



特急「みどり」グリーン車

客室全景

リクライニング全開状態

窓割りが全然合ってません

こちらは特急「みどり」のグリーン車です。
特急「ハウステンボス」との分割併合運転をするために、中間車を貫通先頭車に改造した際に誕生しました。

元が中間車のため、他のハイパーサルーンのグリーン車と大きく違うのはセミハイデッカー仕様になっていないこと、
そして普通車にむりやりグリーン車のシートピッチを持ちこんだため、一部に窓割りが全く合わない席がある点です。

デッキ側、運転席側とも普通車時代のままの位置で自動ドアが残るため、
ドア寄りの席にはカーブガラスのパーテーションが設置されています。
このあたりの配慮と上品な処理はさすがJR九州です。

ちなみにこの「みどり」のグリーン車では、前方が展望仕様になっていないにもかかわらず
画像のようにバックレストの肩の部分を落とした「展望仕様」の座席が設置されている車両も…。






普通車

客室全景

客室全景

客室全景

アームレストのAVパネル跡に注目!

客室全景

パノラマ客室全景

普通車にしてこの展望

783系生粋のシート

787系のイメージのモケット

なんと485系用のシート

座席背面

電光案内表示板

画像はすべて1994年の「ドーンデザイン」リニューアル後のものです。
1つの車両をA室/B室で仕切っているハイパーサルーンですが、
A室は原色でカラフルに、B室はブラックでモノトーンに、と1つの車両で全く違う雰囲気のインテリアになっています。

シートは「ハイパーサルーン」専用のものと思われますが、実は同時期に増備がされていた東海道線211系のグリーン車
「サロ210/サロ211」のシートとほぼ同型のものとなっています。
この点、JR化後とはいえ国鉄時代の車両増備の流れをほのかに感じさせますね。

1989年の「ハイパーかもめ」用の増備車から、なんと普通車にも「AVコントロールパネル」と「フットレスト」がつきました。
「AVコントロールパネル」はグリーン車同様のもので、プログラムも全く同じものが楽しめたようで、
「フットレスト」にいたっては、上下可動式で両面使える仕様のものが装備されていました。
これらの装備は長くは続かず、1994年のリニューアル開始と同時に撤去を開始。
現在はフットレストはバネ収納式のTバーに変わり、AVパネルは目に見える形でパネル跡が残っている車両も見られます。

「にちりん」編成と「みどり」編成の一部には、どうしたことか485系「RED EXPRESS」で搭載されている
「RS380」型シートを装備した車両があります。

1号車のデッキ寄りには座席の無い、広く空いたスペースがあります。
てっきり「宮崎空港」行き列車を想定しての「バゲージスペース」かと思ったのですが、実は「車椅子スペース」らしいです。






サニタリー


洗面台

トイレ
 登場当時のサニタリーコーナーは、ホワイトのFRPパネルをベースに
 ワインレッドのシンクを備えたけっこう強烈な雰囲気でしたが、
 現在はアルミパネルを用いたメタリックなものに変わっています。






デッキ


1号車デッキ

電話ブース

コモンスペース

1号車には電話ブース。簡単なパーテーションで仕切られていて「別スペース」を意識した仕上がりになっています。

「ハイパーかもめ」用増備車から「カフェテリア」付きの車両が登場しましたが、
現在「カフェテリア」はすべて撤去済み。「カフェテリア」の跡はコモンスペースに生まれ変わっています。






コックピット


コックピット全景

どことなく古めかしさも…

運転士さんの様子が丸見えです

貫通先頭車のコックピット

グリーン車・普通車とも、展望席の最前列に座れば運転士さんの一挙一動がよ〜く観察できます。
そのためか、運転士さんの間では「ハイパーサルーン」はあまり好かれていないとか…?!

改造で登場した貫通型先頭車のコックピットは、展望車のそれとは比べ物にならないほどコンパクト!








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