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2005.8.30
8月14日、僕は利根川を自転車で走った。
犬吠崎灯台まで約100q。
13時ごろ家を出て着いたのが23時30分
なかなかつらいけれど楽しいサイクリングであった。
この自転車旅行は突然に思いついた。
ほとんど計画をせず、無謀とも思える旅ではあった。
寝袋と自家発電できるラジオとライトがついている携帯電話充電器を
持つことが出発の条件。
そして僕は自転車を漕ぎ出した。
はじめはすぐに我孫子から利根川へ出る予定だったが、
手賀沼の南側(旧沼南側)を通っていくことに変更した。
手賀沼を抜け、手賀川に入った。
しかし、なかなか柏市から出られない。
3月末の合併で柏市が本当に大きくなったことを実感した。
2時間ほど走ってやっと印西市に入った。
そこから利根川まではすぐ。
そこにはコンビニらしきものは見当たらず、
近くの民宿のようなところで、顔を洗いたいとお願いしてみた。
女将さんらしき人は快くお水を分けてくださり、
こういう人とのふれあいを大事にしたいなと実感。
そしてここからがサイクリングの本番
土手に出ると海まで75qの看板。
すれちがう人に挨拶をしながら自転車をこいでいたら
数名の人が声をかけてきてくれた。
これから銚子までいくことを話すと
「がんばれ」と応援してくれた。
うれしい限りだ。
走っていたところは、国道356号線の水郷ラインと平行している
県道207号線という自転車道だ。
しかし、途中アスファルトがなかったりとなかなか走りづらいところもあったが
川沿いを走るというのは気持ちがよい。
ただ、お尻が痛い・・・

だんだんあたりは暗くなり、
水郷ラインは遠くになり、
民家すらポツポツとある程度。
水分補給をしようにも
コンビニはおろか自販機すらない。
とりあえず、水分は足りそうであったが
月明かりだけが頼りとなってくる。
海まで15qの看板辺りで、道がなくなってしまった。
さてどうしよう・・・
道を聞けるような人もいない。
とりあえず大きな道を探した。
民家の脇をとおり、犬にほえられ、
何とか水郷ラインに出た。
そして海まで10qの看板を見てからしばらく後の看板に書いてあったのは
「犬吠崎まで13q」
ちょっと予想外の表示に戸惑う。
すでに22時を回っている。
でも走るしかない。
ここからは、ちょくちょく人に道を尋ねたが
ついに、灯台に到着。
さてさて、朝までどうしよう・・・
浜はキャンプ場になっているのかいないのか
とにかくテントを張った人たちがたくさんいた。
まだ花火をやったりしている人もいたが
僕は寝袋を広げ端っこでとりあえず寝ることにした。

行き当たりばったりのたび
寝袋を持っていけといわれたことに感謝
朝、日の出を拝もうとしたが・・・
天気がよくなくて太陽を拝めない。
聞くと、夏はガスが出てしまってよく見えないとのこと
日のでは冬がいいそうだ。
ここは日本で一番早い初日の出が拝めるところだ
いつか見てみたい。

灯台に登り、ちょっと自転車を走らせ
地球が丸く見える丘に登り、
銚子を後にした。
次の目的地は佐原。
旭市の竜福寺周辺にある大滝を見るか迷ったが
伊能忠敬記念館に行くことにした。
この日は県道207号線は使わず
水郷ラインを小見川まで通った。
そろそろお昼というときに食べるところを探したのだが
困ったことにこの日は8月15日であり月曜日
ファミリーレストランなどを除けば
月曜日が定休日だったり、お盆休みを取っていたりで
なかなか食べるところが見つからない。
ここまできてファミレスに入るのは抵抗があったのと
こじんまりしたお店だったら
マスターとお話ができるかなと思っていたからだ。
やっと見つけることができたお店は小さな喫茶店。
マスターの昼食用のかぼちゃの煮物をサービスしてくれて
道の丁寧に教えてくれた。
人とのよき出会いに感謝!
さてさて、教えてもらった道を行く。
途中に香取神宮という大きな神社があった。
明治神宮や鹿島神宮を思い出させる。
自転車を折り参道を登るが
これが、こたえた。
普段ならなんともないのだろが・・・

さて、さて次の目的地は伊能忠敬記念館。
やっと着いたが、月曜日が定休日だった。
まあ、今日はここに泊まるつもりだからOK!
ここは歴史的町並みを保存する地区に指定されていた。
時代劇のロケもよく行われているそうだ。
小野川という利根川につながる川を中心に500mくらいいだろうか。

自転車でぐるぐる回っていると、
小野川を利根川まで往復する観光船の出発寸前に出会った。
聞くと本日最終だという。
迷うまもなく乗船を決めた。
橋がいくつもあるのだが、低くて船の屋根を下げるというパフォーマンスつきで
なかなか楽しい船だった。

そして夜。
もうやることがない・・・
定食屋で夕飯を済ませ。
21時ごろには就寝準備に入った。
利根川の土手に寝袋を引いた。
そして、寝ようとしたそのとき、
雨が降ってきた。
だんだん強くなり、小さな東屋の屋根では意味がなくなってきて
身の危険を感じた。
コンビニへ非難。
もうビジネスホテルに泊まるお金はない。
しばらくして、雨がやんだので再び、土手へ。
目をつむりしばらくうとうとしてきたときにまた降ってきたが今度は寝ることにした。
なんとか流されることなく朝を迎えることができた。
さて、伊能忠敬記念館の会館までには時間がる。
もう携帯電話の充電も残されていないということで
1時間くらい自家発電の充電器をまわすことにした。
結構たまったなあ・・・
記念館の前に喫茶店がありそこで朝食をとった。
10時開店と書いてあるのに8時半からあいていた。
そこのマスターが伊能忠敬の親戚に当たるという。
直接血のつながりはないらしいが
伊能忠敬が養子に入った伊能家の本家17代目だというからびっくりだ。
さて、記念館はなかなか面白かった。
伊能忠敬の反省がよくわかるつくりになっていた。
近かったら、校外学習にはもってこいだろう。
それにしても、日本中を練り歩いたことはたいしたことだ
僕はたかが100qのそれも自転車だ。
弱音は吐けない。
ついに帰り道となった。
それでもまだのこり60q
延々と県道207号線をひた走った。
だんだん日が昇る。
気温も上昇。
このまま我孫子までいくことも考えたが
行きによった民宿に帰りもよった。
女将さんに帰宅の報告をした。
そして再びお水を頂き、お菓子までいただいた。
うれしいが、ちょっと腹に入れることはできなかった・・・。
帰りは手賀川、手賀沼の北側を走った。
ところがなぜだろう・・・
我孫子に入ったあたりからスピードがガクッと落ちた。
手賀沼に入ってからはそれが顕著だった。
もう帰ってきたという気持ちになったからだろうか。
やっと、我が家の近くまで来て
極楽湯で汗を流した。
3日間はずさなかった腕時計とリストバンドをはずした。
日焼けの後がくっきり。
いやー、よくこのチャレンジを無事に帰ってこれたものだ。
心配をして待ってくれた人たち、
このたびで出会った人たちに、
感謝だ。
ありがとう。
最後に僕がこのたびで作った句を・・・
日中は 自然を求め ひた走る 月も沈めば 灯りを求む
手賀沼見 利根川走り 夏日の出
日の出まつ 夏夜の浜で われは寝袋(字余り)
盆の朝 日の出見れぬが かみしめる
自転車で 来たが曇り 盆の朝
盆の朝 雲のすきつく 朝日かな
九十九 のぼりて浴びる 夏の海風(字余り)
夏雲よ 言いたかったよ 丸かった
初日の出 いつか見るぞ 誓う夏
伊能・滝 どっちに行こう 夏の岐路
夏の帰路 滝は次回と忠敬へ
滝見たい しかし全国 千葉の差と われは自転車 彼は徒歩なり
さわら舟 歴史を想う せみの声
充電器 回す僕に 降り注ぐ やや肌寒い 朝の川風
嵐の夜 過ぎて感じる 夏の風
ウシガエル 寝袋水筒 200q
自転車で 利根川往復200q 果たした今も われはわれなり

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