筋力トレーニングの誤解

 

ダイエットを行う上で、有酸素運動がもっとも効率よく脂肪を減らす方法の一つだという事は、もう多くの皆さんがご存知だと思います。しかし、ダイエットをより完璧にするには、ある程度の筋肉をつけるような運動を行うのが理想です。

 

 ダンベルやチューブとかを使って運動すると、「スポーツ選手やボディービルダーのようにムキムキの体になってしまう」とイメージされる方が多いでしょう。しかしそのボディービルダーのような体になるまでトレーニングする必要はまったくありません。ある程度でよいのです。

 

筋力トレーニングを行う目的で大きなものは、体の部分的な所を引き締めるということがあります。例えばお腹や二の腕などです。しかし、それよりも重要な目的があるのです。それは「基礎代謝量を増やす」ことです。なんだか難しい表現になってしまいましたので、その意味を説明するためにちょっとこんな実験をしてみましょう。

 

 

ここに2人の姉妹がいます。2人の名前と特徴は、

    筋肉ある子さん−定期的にスポーツジムに通い、そのトレーニングにより引き締まったスタイルをもつ。

    筋肉なし子さん−食事制限や絶食でスレンダーなスタイルをもつ。

 

この2人がある日曜日にお昼ご飯をいっしょに摂り、2人はまったく同じもの、おにぎり2つと食後にバナナを食べました。そして2人はその後まったく同じ行動をとりました。といっても、テレビをみたり、音楽を聴いたり、雑誌を読んだりとごろごろしていました。

 

そこで、ちょっと2人の体を調べてみましょう。

    ある子さんの摂ったおにぎりとバナナは、もうすっかり消化され、蓄えられたエネルギーもこれまたすっかり消費されてなくなってしまいました。

    なし子さんも食べたものは消化されていましたが、そのエネルギーはまだまだ体の中にたっぷり残っていました。

 

この違いが基礎代謝量の違いなのです。たとえ同じ生活や動作をしていても、筋肉がある人は筋肉が黙っていてもエネルギーを欲しがり消費していきます。筋肉が少ない人はエネルギーが消費されず残ってしまいます。その残って使われなかったエネルギーは、なんと脂肪となって体に蓄積されてしまうのです。もし2人がウォーキングをしたり、ショッピングに出かけて歩き回っていたらその差は更に開きます。

 

つまり筋肉がある程度あると、摂ったカロリーは通常の人よりも消費が早くスムーズになります。これは「太りにくい体質」になることと「リバウンドの防止」に大きく役立つこととなるでしょう。

 

最後に繰り返しますが、筋肉はある程度のトレーニングで十分つきますし、維持できます。しかめっ面で苦しみながらダンベルを持ち上げる必要はありません。そしてジムに通わなくてもお家でもちょっと空いた時間にできます。みなさんも是非簡単なトレーニングから始めてみて下さい。

 

    具体的なトレーニング方法は別の項で解説します。


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