スジってなに?〜筋肉・じん帯・腱〜

よく一般の方とケガのお話をする時に、「スジを傷めた」「スジを伸ばした」などと聞く事があります。この「スジ」っていったいなんでしょう?そして同じく「じん帯」や「腱」とはどのような関わりがあるかを交えながら説明したいと思います。

スジの漢字は「筋」

本来、「スジ」を漢字で表すと「筋」になります。パソコンや携帯などで変換しても候補に出てくるはずです。つまりスジを傷めるということは、正確には筋肉や筋肉の表面の薄い膜などを傷めた状態の事です。例でいうと、寝違えて首が回らない状態や、急に走って太ももの裏側などに軽い肉離れのような状態になることがあげられます。

 しかし、この「スジ」をもっと広く曖昧な表現とする場合があります。足首のねんざなどでお医者さんに「ああ、スジが伸びてるだけだよ」とか言われる時があります。この場合は筋肉ではなく、「じん帯」を示しています。ちょっと混乱を招いてしまうので、じん帯についてもう少し説明してみましょう。

骨と骨を結ぶ組織

じん帯とは簡単に言うと「骨と骨を結ぶ組織」です。体にはたくさんの骨があり、そしてそれらの骨はじん帯によって硬く結合されています。それが「関節」と呼ばれているところです。関節が外れたりこれ以上無理な方向に行かないようにガッチリと固定させているのがじん帯です。じん帯は筋肉のように意識的に伸び縮みすることはできません。つまり無理に伸ばしてしまった状態、これが「ねんざ」といわれるものです。

腱は筋肉と一心同体

そして、もう一つスジとして表現される組織に「腱」があります。皆さんに一番なじみがあるのは「アキレス腱」だと思います。腱は筋肉と深い関わりがあります。筋肉は関節をまたいで骨と骨にくっついていて、筋肉は「腱」と組織を変えてそれぞれの骨にくっついています。では筋肉と腱はどのように違うのかといいますと、筋肉は意識して伸び縮みさせることができますが(内臓などの一部の筋は除きます)、腱はそれができません。そして筋肉よりも随分硬くなっています。

最後に

このホームページにも、「じん帯」とか「腱」などの言葉が頻繁に出てくると思います。せっかくですので、それぞれの役目をキチンと正確に理解し、それらの情報をいろんな場面に役立ててみて下さい。


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